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たまには仕事の話

Posted by aochiki | 仕事 | 2006 3月 31 金曜日 2:23 AM

とはいっても、昨日の続き、カーペンターズ
シリーズ化されていて、もう何度も録音させてもらっている、ピアノ弾き語り
簡単な録音などないのだけれども、ピアノは特に難しい
巨大な楽器を小さなスピーカーに収めるのは至難の技だ
ここぞとばかりに毎回、ピアノの配置を換え、マイキングを換え、試行錯誤

たかが譜面にひっついている付録CD
買った人はこの模範演奏を聞きながら、記号の表す音を探り出し、真似してみるのだ
それだけのことなのかもしれない

それでも、ものには作った人の思い入れがこもっている
ぼくは、ぼくなりの思いをこめる、ぼくの表現なのだ

今日はうまく録れたんでないか、ふむふむと自己満足しているところに
「妹はカーペンターズが好きだったんですよ」とピアノ弾きの人は言う

あらためて、仕事がえりの車の中で聴いてみる
単純なぼくは、いろんな思いをめぐらすのだ
ぼくなんかが入り込めるところではないのだけれども

課題曲は順を追うごとにアレンジも複雑になる
演奏にこめる思いが強くなるほど難易度もあがるだ

ぼくの録音技術では収めきれなかった声が聞こえたような気がする
力の限りたたく鍵盤の音を小さなスピーカは塞ぎこむ
スピーカを突き破るほどの声が聞こえたような気がする

演奏者の込めた思いを閉じ込めて、自在にスピーカを揺るがすことができたならと
録りこぼしはまだまだあるのかと
ぼくにしか聞こえてこない音を付け足して、ぼくはカーペンターズに聞き入る

最後の課題曲は妹さんが一番好きだった曲

カーペンターズ

Posted by aochiki | 雑記 | 2006 3月 30 木曜日 2:02 AM

オトンは休みの日となると、ぼくを自転車の後ろに乗せて図書館に行った
ぼくは分厚い本に興味はなく、図書館で何を借りるでもなく、オトンにひっついていた
帰りにジャスコに寄り道し、ラーメンを食べるのを楽しみにひっついていた
どんな本をオトンは好んだのかいまだにわからないけれど、オトンは本が好きだったようで

ぼくも自転車が乗れるようになると、オトンの後ろを列なってペダルをこいだ
ぼくの住む町も開発が進み、交通量も増えた、国道の路肩ぎりぎりまで追いやられる
がに股で自転車をこぐオトンを後ろから追いかけながら、オトンが田んぼに落ちはしないかと
オカンの口癖を真に受けている、オトンはどんくさいのだ

オトンは車を手に入れた、かなりポンコツの白いブルーバード
寒い日には10分ほど暖気しないとまともに動いてはくれない
ポンコツの車とどんくさいオトンのペアはオカンのヒステリーに拍車をかけていた

ポンコツにもカーステレオはついていた
カーペンターズとノーランズとペトロカプリシャス
3本のカセットテープがヘビーローテーションでかかる
たまに風変わりな曲が流れると、それはジンギスカン
オトンの運転は軽快になる

車はアコードに変わってカーステもピカピカ光っているというのに、いつまでたってもこの3本
ぼくがビートルズに目覚めて車に持ちこむまで、いつまでたってもこの3本
そして、たまにジンギスカン

今日はピアノの弾き語りを録音した、カーペンターズ
意識して聴いたことがないカーペンターズも
ぼくの体に染み付いている

どんくさいオトンとカーペンターズ
ぼくとオトンは車にのってトップ オブ ザ ワールドへ
ジャスコのラーメンはこの上なく幸せになれた

電車の中

Posted by aochiki | 雑記 | 2006 3月 29 水曜日 1:50 AM

あまり電車に乗らなくなったぼくは
たまにつかってみると、自動改札で切符を取り忘れたのも気づかずに
降りるまぎわにあたふたする

本の中にどっぷりのめりこんで、気がつくといったいどこなんだと
見知らぬ景色の中に取り残される

ホームと反対側の扉がひらくと、どれほどの人間が線路に投げ出されるのか
一度間違えてもらいたい

あまりにも暇なので、次々と通過していく電信柱を目で追ってみたり
慣れてくると今度は線路に目を向け枕木に挑戦してみる、目はぎょろぎょろ動くものだ

凍えるような寒さの中では、太ももの下から伝わるシートのぬくもり、どんな暖房器具よりも心地よい
特急の通過待ちは耐えられない、誰か扉を閉めてくれないかと思う

おやじの生ぬるい息にぞっとする一方で、この車両の中なら誰となら付き合ってもいいかと
勝手に想像を膨らませ、女の人をぶっしょくしたりする

くだらない雑誌広告の見出しを読んでみたり、クイズを発見するとまじめに取り組んでいる

何気なく携帯電話を手にするも、見渡すと携帯に見入る人の多さにあきれる
ぼくはあんな人達と同じになりたくないと、ポケットにしまう

車内放送の声が女の人だと、どんな人だろうと想像してみたり

つり革に生ぬるいのが残っていると、すかさず隣のに持ちかえる
本のページをめくるわずかな合間に、つり革を奪われてむっとする

すいた車両に乗りこむと、ゲロの上に新聞紙、ここで逃げてはただの人と思うも、やっぱり耐えられない
大また開きでシートを占領するこわおもて、ここで逃げてはただの人と思うも、やっぱり座らない

東海道線、藤沢過ぎれば座席で弁当を食ってもいいような気になる

こんな一日

Posted by aochiki | 雑記 | 2006 3月 28 火曜日 12:59 AM

目覚ましをかけずに眠りにつくと、いつまでも寝入ってしまう
いつもは目覚ましに加えて、タイマーをかけたテレビの爆音で夢の途中を現実に引き戻される
今日はたっぷりと夢の世界を堪能し、ゆっくりと現実に戻ってきた
相変わらずまったく記憶にない夢なのだけれども
これが自然な生活のリズムだと思うのだ

ところが、世の中はすでに夕暮れ時
夢の世界に8時間も長居すると、ぼーっとした一日を過ごすのだ、なにもやる気がしない
ミクシ-で、承認待ちの友人が1名います!という赤文字を目にしても
あらあらと思うだけでいつまでも点灯させておく

先日、知り合いのライブを見に渋谷の坂を登っていくと
ドクターマーチンがずらりと並ぶ靴屋を発見
ライブはとっくに開場しているというのに
デットストックになった でこ靴をまじまじと眺める、もう生産されないのかと
履いていた靴もドクターマーチン、通のオーラをまきちらす風
すかさず店員につかまった
開演時間に決断を迫られ、店員に金を払って、箱も袋ももらわずに
小さな鞄に押し込んだ

翌日、さっそく新しい靴で出勤だと、表に出て10mでひき返す
なんだこの靴は、歩きにくい靴

郵便屋がやってきて、自分の靴を見つけられずに母親のハイヒールを
門までカクカクしながら、なんだこの靴はと
実家にいた頃のことを思い出す

給料日に新しい靴なんて買いやがってと誰も思いはしないのに
そんなことも気になってか、慣れるまでしばらく履いていくのはやめておくことに

そして、ぼーっとした今日
靴に慣れようと、靴がぼくになじみなさいと
少し離れた本屋まで、寝ぼけた頭をさまそうと、散歩に出かけることに

少しサイズがでかいのか、踏み出すごとに靴が脱げそうになる
変な歩き方になるのを、他人に気づかれまいと平静を装うと
妙な力が加わって、太もものあたりがひきつってくる

目新しい本も見つけられずに、インタネットで儲ける、なんて雑誌を立ち読み
自分との接点が見当らない、無理な話と、とぼとぼ、カクカク帰ってきた

相変わらずぼっーとした頭と太ももには筋肉痛の兆候が加わる
近頃、買いあさっているつげ義春の本を読む

ダメ人間振りに共感

私の頭の中の消しゴム

Posted by aochiki | 雑記 | 2006 3月 25 土曜日 4:24 AM

つげ義春、夢野 久作といった原作の映画を見て、そんな状態に浸ってやるもくろみも
中途半端に頭がどろりとしてしまった

いったんきれいにしなければと
あんな気持ちになりたくてこんな映画を借りてきた

思いもよらず、どろりとしたものを消しゴムでこすってみたところで、よけいにどろりは広がるばかり
どんよりと曇った頭で、だらだらと見つづける

記憶を呼び戻せと、ファミリーマートのシーンの再現に
ぼくの頭にも光は差し込むのだ
ぼくのバイト時代の記憶を呼び起こす

中学生になる店長の娘は毎朝、その日のおやつを買いに来る
徹夜で店番のぼくは寝ぼけ眼で最後のラッシュを切り抜ける
最後尾に並んだ店長の娘、これで仕事も終わりだと
一息ついたところで声をかけてみる、おはよう

へんたい、という言葉が返ってきた

映画は感動のラストシーン、愛を確かめ合う二人

ぼくは、へんたい
後味のよろしくない映画

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