大学2年
スタジオのアルバイトをみつけた
さっそく面接
まちがえた、撮影スタジオ
よっぽど人手に困っていたのか、引き止める社長
音楽PVの撮影もあるからと
しょうがない、次のバイト見つけるまでやってやるか
毎日、朝までCM撮影
大道具、小道具、照明、カメラから、手タレ、足タレ
いろんな職業があるものだ
ゆげ師
ラーメンの撮影で湯気を作る人
「湯気、お願いしまーす」
ボイラーみたいなのをかついでいって
ラーメンの上にジュボー
見事な湯気、楽な仕事
スタジオアシスタントもゆげ師におとらず、暇
ほとんど待機状態
後継者がいない、後を継がんかと誘われる
断る
暇な時間もてあそぶのもと、照明チームにまぎれて
せっせと照明をつりあげる
いつしか、照明チーフから
「いついつ、時間ある?」と電話がかかってくるようになった
スタジオをわたりあるき、ロケにまで連れて行かれる
自給700円のスタジオアシスタントからいっきに金持ちに
照明助手でこのギャラ
チーフ、その上の技手、いったいいくらもらっている
撮影が終わると毎日、焼肉、宴会
もうやめられない