私の頭の中の消しゴム

つげ義春、夢野 久作といった原作の映画を見て、そんな状態に浸ってやるもくろみも
中途半端に頭がどろりとしてしまった

いったんきれいにしなければと
あんな気持ちになりたくてこんな映画を借りてきた

思いもよらず、どろりとしたものを消しゴムでこすってみたところで、よけいにどろりは広がるばかり
どんよりと曇った頭で、だらだらと見つづける

記憶を呼び戻せと、ファミリーマートのシーンの再現に
ぼくの頭にも光は差し込むのだ
ぼくのバイト時代の記憶を呼び起こす

中学生になる店長の娘は毎朝、その日のおやつを買いに来る
徹夜で店番のぼくは寝ぼけ眼で最後のラッシュを切り抜ける
最後尾に並んだ店長の娘、これで仕事も終わりだと
一息ついたところで声をかけてみる、おはよう

へんたい、という言葉が返ってきた

映画は感動のラストシーン、愛を確かめ合う二人

ぼくは、へんたい
後味のよろしくない映画

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