インターネットの片隅に存在しているぼくのページ
来てくれた人の顔をぼくは思い浮かべる
今日もやってきてくれましたか、どうもありがとう
通りすがりにちょいと覗いてくれた人、どうもありがとう
あなたのことは、名前も顔も分かりませんが
このページが世間に筒抜けだなんてことは、わかっていたのだけれども
ぼくは、一握りの親しい知人と、無数のまだ出会わない人に向けて日記をつづる
残りの人の存在を忘れていた
ぼくはずいぶん多くの人と出会ってきたのだ
ぼくのことを知る人がぼくのページを偶然見つける
来てくれた人の顔を思い浮かべ
今日もやってきてくれましたか、どうもありがとう、ではなくなる
言葉もでない
別によからぬことは書いておりませんが
どういうわけか気まずい
読まれたくないことは書かないけれども
読まれたくない人がいるなんて