物語は深夜0時に始まり、朝の7時に終わる
同じ時間に読み始め
途中腹が減ったので、焼きそばつくって
ホットカルピスを2杯つくった
すがすがしい朝を迎えて物語りは終わる
それでもまだどっぷり真夜中さ
「何故本ばかり読む?」
「フローベルがもう死んじまった人間だからさ。」
「生きている作家の本は読まない?」
「生きている作家になんて何の価値もないよ。」
「何故?」
「死んだ人間に対しては大抵のことが許せそうな気がするんだな。」
ぼくは、外がまだ真っ暗で雨まで降り出した
そんなことが気に入らないのではなく
この本はなんだか許せそうな気がしない