母の日に

ぼくに宛てた書留が届いた
少しフライングだけれども

おいしい物でも食べてくださいと
手紙は書くことができないので何も添えてませんがと
同時にメールもやってきた

封筒には、へたくそなくせに説得力のある見慣れた父親の文字でぼくの宛名がつづられている
ぼくはもうおっさんの域だというのに、いつまでたっても母親にとっては子供で
もういいかげん、ええからねと言いたくなるけれども

それでも今年は特別な気がして、過去に何回あったのかと
万年カレンダーを開いて調べてみると、今年で4回も重なっている
5月第2日曜日、14日

ぼくが生まれた年は違っていたけれども

予定日をとっくに過ぎているというのにまだ出てくる気配はなく
帝王切開もやむをえないと医者から言われる
母の日だというのに
父親は日記につづっている

そして、ぼくはやむをえず、強引にこの世にひっぱりだされたようで
がきのころは母親の腹に残る傷跡を何度も目にして
ぼくの誕生日の近辺にはいつも母の日がまとわりつく

父の日は知らず知らずに通り過ぎて、家族の誕生日すらまったく意識しないというのに
母の日だけは付きまとわれているようで、義務感に追い立てられて毎年花を贈る

もういくつの鉢植えを送ったのだろうと、去年は唐突に絵を送ってみた
今年帰省したときに、ぼくの送ったゴッホの種まく人
結構いい値はしたといえ、やっぱり複製品
本物はもっときれいな色だよ
と言ったところで、音楽、美術、芸術といったものに向かう母親を見たことがない
本でさえ手にしてるところも記憶にない
やっぱり花のほうがよかったのかもと思いながらも
絵は居間の一番目立つところに飾られている

不自由な体では、外に少しばかり散歩に出歩くことも大変な仕事のようで
それでも、携帯だけは達人のようで
ご近所のおしゃべりで発散していたストレスを
毎日、たくさんの携帯メールで吐き出している

元気な方の手だけを使っていてはよくないと
両手でキーボードが打てるようにと
14日に着くように今年はコンピュータを送った

1件のコメント

  1. 2012/01/08 (sun)

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