日記

中央線、吉祥寺の駅が近づくと
ソープランドと書かれた赤い電工の看板が見えてくる
入浴料がいつしか六千円になっている
たしか、五千円と書かれていたはずなのに

吉祥寺へはよく出かけるけれど
1度もこの看板の店にはでくわさない
といっても、吉祥寺に出かけるときは
こんな店の存在すらもすっかり忘れていて

電車の中からののなじみの風景
夜空にそびえたつ赤い電工

東京方面に向かう太陽の下では、影を潜めて
どっぷりと疲れを背負い込んだ帰宅時の月明かり
ソープランドという赤い文字がぼくの疲れを癒してくれる
六千円という入浴料がなんとも風流で

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