オトンとオカン

リリー・フランキー、東京タワーを買ってみた
売れているようなので、気になった、いまさらながら

まだ読んでないけれど、はじまりはオトンとオカン
近頃、ぼくはオトンとオカンを考える、時々、アネキ

ぼくが物心ついたとき、オトンとオカンは大人になっていた
オトンは毎朝会社にいき、夜に帰ってくる、毎週水曜日には家にいた

オカンはそうじ、洗濯、近所のおばちゃんの家でだべって
アネキは習い事、ぼくは勉強、そのできに一喜一憂
あとは夕飯の支度

この繰り返し

ぼくは、毎日が楽しかった
毎日が新しい出来事だ
いつしか、オトンとオカンは何が楽しくて生きているのかと思うようになった

ぼくが物心ついたときオトンとオカンは大人だった
ぼくが存在する以前のオトンとオカンをぼくは知らない

たんたんと流れる時間の中で、波風の立つこともなく、静かに暮らす風景
オトンとオカンが描いた風景

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