小さな帽子をプレゼント

理想の相手はゴルバチョフなんて言ってたような
この人、結婚できへん、と思っていたのに
1年前にはそんな気配すらなかったのに、急展開
もう子供までいるという情報が舞い込んできた、さっそく見学してみたい

携帯電話なんて持つような人じゃないという勝手な思い込みも裏切られ、番号入手
かけてみたけど、出る気配なし、仕方なくメール
「まだ携帯の存在に慣れてなくて」とメールが返ってくる
相変わらずだ

日本語を流暢に使いこなすが、日本人ではないことは確か
だんなが外国人ならやっぱり子供も外国風

これと、これが合わさるとこんな顔になるのかと、観察
よく見ると、母親の方によく似ている
考えてみればこの人、やることなすこと、どこの国で育つとこうなるのか、見た目も、日本人っぽくない

赤ん坊は、楽しければ笑う、それ以外は泣く、つかれると寝る
にこにこしていたかと思うと突然泣き出す
感情の起伏、よくもなく、わるくもなく、微妙なニュアンスはない
そんなものいらんとばかりに楽しいことだけを追求する

こんなめんどうなものを抱えておきながら
母親は寝て目が覚めるとその存在をよく忘れていた
「ようやく赤ん坊の存在に慣れてきた」

父親はこころやさしい、もと神父さん
この父親がついていれば大丈夫

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