こまめなセーブ

歌いだしにタイミングを合わせてゆっくりとズームしていく
ほれ、ぴったんこよと自画自賛なところに、もう一回し繰り返されるイントロ
行き場の失ったカメラは、まだ歌いださないヴォーカルのどアップ

自分の回したカメラをコンピュータに取り込んでみる
カメラには、撮影したときの心理が記録されていて
被写体なんぞ、そっちのけで本末転倒な感じなのだけれども
ぼくのおろおろ感はよく表れていると、感心する

2回分のライブ素材をもらってきて
4,5台のカメラが回っていて、VJの素材なんかも合わせると
10トラックにもなる

音楽では今や50トラックなんて平気でこえて、100トラックにもなったりするけれど
映像が10トラックにもなると結構やっかいだ
それでも、ぼくのおろおろ感を他のカメラが補ってくれると思えば気が楽なのだけれども
たいした打ち合わせもなしに、やっぱり皆さん好き勝手にねらっている
どうして、そこをねらうのかと、自分の気持ちはよく理解できても
他人の気持ちさっぱりで

しかして、しまったというところはちゃんと記録されていて、妙な動きをするもので
そんな動きがぼくは気に入って、すかさず抽出する

なかなか、いいんでないのとフリーズさ
レコーディングでは手癖のように、仕事意識の無意識なセーブも
映像ではついつい夢中になって半分ほどがおじゃんになった
映像編集もみずもののようで、2度と同じものはできないさ

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