目が覚めるとビヨンセになっている、そんなことを思いついて
隣ですやすやと眠る彼女の顔をこねくり回して、何とかビヨンセにしてみた
顔だけがビヨンセになったところで
体とのバランスがとても悪い
体をぬーっと引き伸ばして
全身に茶色を塗ればまさにビヨンセだ
彼女の戸惑いを楽しみにぼくは眠りについた
目が覚めるとぼくはトムクルーズになっていた
隣ではすっかりなりきっているビヨンセがニヤニヤとしている
ぼくだってトムクルーズくらいならどうにかやっていける
なにはともあれ、キースリチャーズにならなくてほっとした