今年に入って、美術展に結構行ったので、記憶がすっ飛んでしまわないうちに記録しておくことに
ぼくはキリスト教徒でもなく、聖書の愛読者でもなんでもないけど、この二枚は印象に残る
以前、遠藤周作の「イエスの生涯」「キリストの誕生」「死海のほとり」という3冊の本を立て続けに読んだ
この人は少々くどい、同じ事を違う本で何度も言いつづけるのだ
おかげで、ぼくはペテロという人物像をすっかり頭の中に植え付けられてしまった
1枚目は「聖ペテロの否認」
なんでこんな絵になったのかよくわからない、聖書を読んでみたけどこんな絵は浮かばない
で2枚目は「聖ペテロの悔悟」
まさしくこんな感じだ周作君の言っていたとおりだ
イエスは言われた、「あなたによく言っておく。今夜、鶏が鳴く前に、あなたは三度わたしを知らないと言うだろう」
ペテロは言った、「たといあなたと一緒に死なねばならなくなっても、あなたを知らないなどとは、決して申しません」
「あなたがたの話しているその人のことは何も知らない」
するとすぐ、鶏が二度目に鳴いた
ペテロは「鶏が二度鳴く前に、あなたは三度わたしを知らないと言うであろう」と言われたイエスの言葉を思い出し、そして泣きつづけた