時、同じく回る

「今日はこれで何回目だ、きみの上を追い越していくのは
本当にきみはのろまだ、ここを1周するのにいったい何分かかるのよ」
と長いほう

「何分?何ののさ、それ、ぼくは12時間かけて1周するように言われている」
と短いほう

「時間?時間って何なのさ、誰がそんな命令するのさ」

「日様さ、日様は4年に1度は多く働かないといけないらしい
日様の上には年様というのがいるのさ」

「日様が言ってたさ、短いほうのせいで余分に働かされるって、きみはのろまさ」

「のろまのろまと言うけれど、きみはいったいどれだけ先に進んだというのさ」

二人の会話の上をせわしく通り過ぎていくほそっちょの針
ぼくは秒、誰とも話したことがない、忙しすぎる

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